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映画批評:サマーウォーズ
 最近になってアニメ映画「サマーウォーズ」がTV放映されたようですね。少し前のことになりますが,僕もサマーウォーズを見ました。どこで見たかというと,TVではなく,出張で乗った国際線の機内放映です(w。出張の顛末は機会があったらまた書きますが,このエントリはサマーウォーズの感想文ということで。

ストーリーの内容としてはこの辺でもご覧いただければ良いかと思います。以下,ネタバレ要素を含むので,感想文は「続きを読む」にて。


 結論としては,僕の期待していたようなものではなかったな,という感じです。

 大家族のドタバタ劇をコミカルに扱うという点は,概ね面白く見ることができました。ただ,ばあちゃんが亡くなる必要が本当にあったのかな?という疑問が残ります。ばあちゃんの敵討ちのために大家族が一致団結する,というのであれば,別に死ななくても重態くらいにしといて(ってのもスゴイ言い方か),事件が終わってばあちゃんが無事に危機を脱するというのでも良かった気がします。あとは,大家族=人数が多いので,どうしても説明不足な面が残ります。さらに,かなり重大な問題だな,と思ったのがばあちゃんの凄さが「単にスゴイ」ってだけでストーリーを押し切ろうとしているように感じられることですね・・・なにか上手く言えないんだけど,ばあちゃんがスゴイってことにしときゃ話がまとまるんだ,って感じの演出というか。

 そして一番残念だったのはラブコメ要素が薄かったこと。健二(主人公)が夏希先輩の田舎にお供した元々の理由は,憧れの先輩に誘われて,というものですから,二人の関係の深化は物語全体の大きな軸になると思うんですよね。でも,僕の印象としては,夏希先輩は単なるワガママな女の子で,可愛らしさを感じられるエピソードが殆どなかったです。それに,主人公が夏希先輩への想いを高めていく過程もよく見えなかったです。さらに,事件の解決に主人公がイニチアシヴをとって大活躍したのは本当に最後の最後だけで,夏希先輩が主人公を好きになっていく要素も薄い。だから,エピローグのイイ雰囲気のシーンがどこか浮いた感じになってしまったように思えました。

 本来なら,夏希先輩のために一生懸命になる主人公と,その姿にだんだん心を寄せていく夏希先輩,そんな感じで二人の距離が縮まるところを見たかった気がします。大家族のドタバタ劇がメインなので仕方ない面もあるんでしょうけど,そこにラブコメ要素を上手く取り込んでより面白くしてほしかったなぁ,と思ってしまうのが正直なところです。

 あと,一番良くなかったところ・・・これはアニヲタ視点ゆえかもしれませんが,声優がダメですね。主人公は神木隆之介さん,夏希先輩は桜庭ななみさん,神木さんは何度か声を当てた経験があったようで,まだそれなりの演技をしていたと感じました。桜庭さんは声優としてのキャリアはなかったワケですが,やっぱりその演技は完全にアウト。セリフを言うのに必死で,声に表情がない。だから,キャラに生命力みたいなものが感じられない。声を上げて泣くシーンなんて,大きな見せ場なのに素人臭さばかりが感じられ,感情移入できないことこの上なかったです。僕の感想としては,完全にミスキャスト(桜庭さんを非難する意味でなく,まだ演技のできない人を選んだってことが問題)。

 この映画や,ジブリ映画のように,TV会社がバックにつくアニメ映画は話題づくりのためなのか,有名タレントを出すことが多々ありますよね。専門の声優さんでなくても,適役で声の演技がちゃんとしていれば何の問題もありません。でも,若手のタレントさんなんかが声を当てる場合,大抵は演技不足を感じてしまいます。例えば実写なら,若手の大根役者でもその人の見た目(美貌,可愛らしさ,格好良さ)で補完される部分があると思います。でも,アニメの場合は絵という作り物に生命を吹き込むのが声の演技なので,演技不足は致命的だと思うのです。その点で,サマーウォーズも非常に残念です。

 この作品の監督である細田守さんは,アニメ版「時をかける少女」で名声を得た方のようですね。実は機内放送で時かけもやっていたのでそちらも見てみたのですが,サマーウォーズよりも僕的な評価は低いです・・・こちらの感想は気が向いたら書こうと思います。
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コメント
この記事へのコメント
色々突っ込める映画
咲村は先日のTVが初見でしたが、身内を亡くして日が浅い人間にとっては、家族が亡くなる……ってとこからアウトでした。しかも初盆なのに帰省していない現状がある訳で、あのRX-7の兄ちゃんが非難されるのが我がことのように(^^;

多分、シチュエーションだけで乗り切ろうとしたような作品なんだと思います。1行で表現できそうなストーリーと設定を本編サイズに引き延ばしたような。

そして、衛星が落下してくるシークエンスですが、宇宙に興味ある人なら常識、最近の「はやぶさ」帰還で状況を知った人でも判ると思いますが、あのシーンは成り立たないんですよね。大気圏突入以前(つまり落下の数十分前)に落下地点を決める軌道修正は終了していて、その後、特に大気圏に突入してから軌道修正をすることは不可能です。……もっとも、スペースシャトルのように耐熱構造を持っていて「燃えない」ことを前提として作られた滑空体であれば、落下の直前まで軌道修正は可能ですが、そんな衛星はないですからね。

だから、最後の緊迫感あるバトルは、ちょっと見ていて興ざめでした。実際なら、もう既に軌道修正は不可能で、主人公達は敗北していたのですから。

桜庭ななみちゃんはNHKのドラマ「ふたつのスピカ」でもダメダメでしたから、まだ演技自体を要求するのが無理かと(^^;

声優以外が声を当てたケースでよかったのは、パトレイバー2での根津甚八さんと竹中直人さんはよかったかな。基本的にメインキャストを含め「旬のタレント」と声優に起用するのは、主に前売り券をさばく為ですよ。前売りである程度配収(資金回収)を確定させる……というビジネスモデルである以上、お金をかけたアニメ映画に芝居の面を期待するのは難しいですね。……でも、最近の若手声優の演技力の低下もかなり問題なのですが……。
2010/08/16(月) 22:18:31 | URL | 咲村珠樹 #3K7Vi2Lo[ 編集]
たしかに。。。
>咲村さん
ご指摘の通り,最大限引き延ばしたストーリーだった感が僕にもあります。衛星落下に関しては,そういうものだと初めて知りました。知ってなくてよかった(^^;;。タレントの声優起用について,非常に分かりやすい説明ですね・・・話題作りもさることながら,リスク回避に重点を置いたビジネスモデルなんですね。最近の声優さんの演技って低下してるんですかね?ここのところアニメ系を殆ど見ないのでわかりませんが(汗),本来なら「餅は餅屋」というように,声あては声優,となるように頑張ってもらいたいものですが。
2010/08/22(日) 18:02:04 | URL | Tori@管理人 #-[ 編集]
期待が大きかったのかなぁ
私も本作は期待外れでしたねぇ。
プレスに使われたカット(先輩が幟を持ち、後ろに家族がズラ~っと並んでる絵)以外には全く事前情報なしに観たので、ワイヤード(笑)な世界のウォーズって時点で既に(良し悪しではなく)想像と違っていて置いてかれた感が・・・^^;

Toriさんご指摘のラブコメ要素の薄さも、導入からの流れからするとちょっと期待外れでしたね。あれ?ここでエピソードっつーかイベントなし?という肩透かし箇所多数。そうした過程を省いてあの結末はなぁって感じでしたね。

声優のタレント起用は、アニメの製作が製作委員会制度が主流になってしまってますので、咲村さんも書いてらっしゃる通り資金集めの面が大きいんでしょうね。個人的に声優以外で当たりに思えたのは、ブレイブストーリーの主人公の松たか子ですねぇ。映画自体は面白くなかったですが(苦笑)、あれは本職の女性声優が演じる男の子の演技そのものでビックリしました。あとはうる星やつら2(ビューティフルドリーマー)の藤岡琢也かなぁ^^;

#個人的には「サマウォ」よりも「時かけ」の方が面白かったので、是非感想を伺いたいですね~
2010/08/26(木) 01:20:31 | URL | ぽっこ #IUMqe7pY[ 編集]
期待せざるをえないでしょ,あの宣伝じゃ
>ぽっこさん
ご指摘に関連して,あのカットからは特に電脳な内容だと思わなかった僕も,おいてけぼり感が強かったです(余談ですが,幟にばーちゃんがいませんね,やっぱ示唆してるんでしょうか)。そして,肩すかし感については禿げ胴。ラブコメ要素はうまく使えばストーリーのスパイスになったはずなんですけどね。時かけですが,実のところ,サマウォよりも僕的には評価が低かったりします(汗)。また機会があれば感想文書きます。
2010/09/05(日) 21:38:07 | URL | Tori@管理人 #-[ 編集]
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